この記事では、auひかりからJ:COMへの乗り換えについて解説しています。
J:COMのネット回線は3種類ありますが、auひかりから乗り換える場合はどれでも手順は同じ。その辺りを中心に徹底的にお伝えしていきます。
乗り換え先の J:COMサービス |
J:COM NET光 | J:COM NET光(N) | J:COM NET |
---|---|---|---|
サービス種別 | 光(auひかり) | 光(フレッツ) | ケーブルTV |
乗り換え方法 | 新設撤去 | ||
手順参照先 | J:COM NETへの乗換手順 |
また手順のほかにも、乗り換えに伴う費用や、乗り換えるときの注意点なども合わせて解説しています。
全体像を把握しておくことで余計な出費や労力、時間の削減にもつながるので、よかったら参考にしてみてください。

キャンペーン | キャンペーン詳細 |
---|---|
キャッシュバック | 戸建住宅からの申し込みで20,000円還元 集合住宅からの申し込みで10,000円還元 |
WEB限定スタート割 (戸建住宅) |
10G申込で6ヶ月間月額3,377円割引 5G申込で6ヶ月間2,877円割引 1G申込で6ヶ月間月額2,277円割引 |
WEB限定スタート割 (集合住宅) |
3ヶ月間月額5,258円の割引 |
基本工事費実質0円 | 基本工事費の分割払い相当額を毎月値引き |
最強ヤング割(26歳以下) | 通常5,280円の月額料金が26歳以下なら6ヶ月間月額4,380円の割引、7ヶ月~48ヶ月目まで毎月440円の割引 |
最強ヤング割(22歳以下) | 通常5,280円の月額料金が26歳以下なら6ヶ月間月額4,380円の割引、7ヶ月~48ヶ月目まで毎月880円の割引 |
J:COMといえばテレビのイメージがありますが、実は光インターネットサービスも提供していて上記のようなキャンペーンを開催しています。
戸建向けと新社会人向けに特典が手厚く最初の半年間は月額割引も相まってグッと安く利用できるようになっているのです!
※:とくに注記がない限り価格はすべて税込で表示しています。
※:2025年4月24日時点の情報で、最新と異なる場合があります。
auひかりからJ:COMへの乗り換え手順
auひかりとJ:COMはサービス形態が異なるため、乗り換える場合は、J:COMを新設してからauひかりを廃止します。
この手順ならネットに不通期間は発生しないからで、そのためのステップは以下のようになります。
※:ここで紹介しているステップは戸建向けになります。集合住宅の場合は現地調査や引き込み作業はありません。
それでは、順番に解説していきますね!
ステップ1.J:COMで新規申し込み
回線種別 | J:COM NET光 (戸建) |
J:COM NET (戸建) |
J:COM NET (集合) |
---|---|---|---|
10ギガ | ◯ | ◯ | ◯ |
5ギガ | ◯ | × | × |
1ギガ | ◯ | ◯ | ◯ |
320M | × | ◯ | ◯ |
まずはJ:COMで新規の申し込みを行います。J:COMのサービス3種類中、上記2種類が対象になります。
J:COM公式サイトで申し込みボタンをクリックし設置エリアと住居タイプを選択すると加入できるサービスやコースが表示されます。
ステップ2.申込内容の確認と工事日調整
- 申し込み内容の確認
- 発生する費用などの説明
- 工事内容の説明
- 工事担当者の訪問日時の調整
ステップ1で申し込みを行うと、J:COMオペレータより折り返しの電話があります。
申し込み内容や費用面、工事内容などの一通り説明があったあと、納得できれば工事日程の調整に入ります。
ステップ3.J:COMによる現地調査(無料)
J:COMでは開通工事の前に現地調査があります。
工事当日の作業をスムーズに行うための事前準備で、宅内までケーブルが引き込めるか、引き込むときはどのルートを使うかなどの確認が行われます。
そのため、決定権のある方の立ち会いが必要になります。
ステップ4.J:COM開通工事の立ち会い
- 最寄りの電柱から建物に向けケーブル引き込み
- 建物の外壁に引留金具と成端箱の取り付け
- 建物内へ宅内用ケーブルの引き込み
- インターネット用モデム(ONU)の設置
- 初期設定と疎通確認の完了で開通工事終了
J:COMの開通工事の流れと作業内容をざっくりお伝えすると上記のようになります。
回線終端装置が設置される場所周辺にある荷物は前日までに片付けておくと当日の作業がスムーズに進みます。
現地調査時の決定事項を把握している方が立ち会うと、作業が正しく行われているかチェックを兼ねることができます。
ステップ5.機器の接続設定・利用開始

班長のAndroidスマホで設定イメージを紹介
開通工事が終了したあとはご自身で端末側の設定を行います。
設定と言っても新しくしたWiFiルータのパスワードを端末側に登録するだけなので難しいことはありません。
スマホ以外にもパソコンやタブレットもインターネットに接続する方は同様の設定を行うことで利用が開始できます。
ステップ6.auひかりで解約を申請
解約の申請方法 | au one netの場合はauの専用ページから、au one net以外の場合は各プロバイダごとに用意された専用窓口から申請 |
---|---|
撤去工事の申請 | 撤去工事を希望する場合は別途申し込みが必要(2018年2月28日以前と2022年7月1日以降に申し込まれた方が対象) |
J:COMの開通工事完了後、auひかりの解約手続きを進めていきます。
auひかりは契約していたプロバイダによって問い合わせ窓口が異なります。au one net以外は各プロバイダで手続きをする必要があります。
ステップ7.auひかりのレンタル品を返却
- モデム
- ホームゲートウェイ
- ONU
auひかりで解約後に返却が必要な主な機器は上記になります。
auひかりでは解約手続きが完了すると、着払い伝票が送られてきます。機器の返却は送られてきた伝票を使って送付します。
なお、返却を後回しにして処理が遅くなると違約金の請求対象となるため、伝票が送られてきたら速やかに手続きしましょう。
auひかりからJ:COM乗り換え時の注意点と対策
ここからはauひかりからJ:COMに乗り換える際の注意点とその対策について解説していきます。
それでは、順番に解説していきますね!
注意1.サービス提供エリアが対応しているとは限らない
サービス | 提供エリア |
---|---|
J:COM NET | 北海道・宮城・東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・群馬・大阪・兵庫・和歌山・京都・福岡・山口下関市・熊本・大分 |
J:COM NET光 | 日本全国 |
J:COM NET光(N) | NTT東日本およびNTT西日本提供のフレッツと同じ |
auひかりが使えていたからといって、J:COMサービスが利用できるとは限りません。
なぜなら、サービスごとに提供エリアが異なるからです。
そのため申し込み前のサービス提供エリア確認は必須と言ってもいいでしょう。
注意2.光テレビや光電話は自動で移行できるわけではない
光テレビサービスや光電話サービスはオプション扱いとなるため、J:COMでも利用するなら申し込みが必要になります。
これまでネットとセットで利用していたからといっても、自動で移行できるわけではないので注意しましょう。
とくに光電話で使っていた電話番号を引き継ぎたい人は、引き継ぎ先により手順が異なるため必ず申込時に相談するようにしましょう!
注意3.J:COM光とJCOM光(N)ではサービスに違いがある
J:COM光 | J:COM光(N) | |
---|---|---|
開通方法 | 新規工事が必要 | 新規・転用・事業者変更いずれか |
立ち会い回数 | 合計2回 調査と工事で1回ずつ |
新規は開通工事の1回 転用・事業者変更はなし |
作業担当 | J:COM | NTT |
開通後の初期設定 | 作業員による初期設定が可能 | 訪問での初期設定は対応不可 |
J:COMでは同じ光インターネットサービスでも上記のような違いがあります。
このことから設定に自信のない人や新築戸建でキレイに配線したい人は、より丁寧に対応してくれるJ:COM光を選んだほうがいいことが分かりますよね!
注意4.J:COMで継続利用できなくなるサービスがある
- auスマートバリュー
- 自宅セット割インターネットコース
- auまとめトーク
- KDDIまとめて請求
J:COMに乗り換えると継続利用できなくなる主なサービスは上記になります。
いわゆる割引系とまとめる系のサービスが使えなくなります。
その他にもプロバイダ独自のサービスも使えなくなるので注意しましょう。
注意5.レンタル品は返却が確認できないと違約金が発生
auひかりでは一定期間、返却が確認できない場合、利用期間に応じた違約金が発生します。
一定期間といっても明確な日数提示はありません。そのため着払い伝票が送られてきたら速やかに返送することをおすすめします。
ACアダプターなどの付属品も忘れずに梱包しないと未返却扱いになる恐れがあるので注意しましょう。
auひかりからJ:COMへの乗り換えで発生する費用
ここからはauひかりからJ:COMへの乗り換え時に発生する費用について紹介していきます。
それでは、1つひとつ解説していきますね!
1.auひかりで発生する費用
プラン | 契約解除料 |
---|---|
ずっとギガ得プラン(2022/6/30以前の申込) | 16,500円 |
ずっとギガ得プラン(2022/7/1以降の申込) | 4,730円 |
ギガ得プラン(2022/6/30以前の申込) | 10,450円 |
ギガ得プラン(2022/7/1以降の申込) | 4,460円 |
お得プラン(2022/6/30以前の申込) | 10,450円 |
お得プラン(2022/7/1以降の申込) | 2,730円 |
お得プランA(2022/6/30以前の申込) | 7,700円 |
お得プランA(2022/7/1以降の申込) | 2,290円 |
※:契約満了月の当月、翌月、翌々月を除く
- 契約解除料以外に考えられる費用(該当者のみ) ※クリックで開きます
-
申込時期 撤去工事費 2018年2月28日以前 11,000円(撤去を希望する場合) 2018年3月1日以降 31,680円(ユーザー都合で工事できない場合、維持費発生) 2022年7月1日以降 31,680円(撤去を希望する場合)
乗り換えに伴いauひかりで発生する費用は上記のようになります。
申込時期によって費用がだいぶ変わるので注意しましょう。
2.J:COMで発生する費用
J:COM NET光 | J:COM NET光(N) | J:COM NET | |
---|---|---|---|
契約事務手数料 | 3,300円 九州・山口3,080円 |
3,300円 | 3,300円 |
基本工事費(戸建) | 47,520円 | 一括23,760円 | 47,520円 |
基本工事費(集合) | 23,760円 | 分割990円×24回 | 23,760円 |
J:COMサービスに乗り換え時に発生する費用は上記になります。
申し込むタイミングによってはキャンペーンなども開催しています。場合によっては工事費が無料になる特典があったりします。
3.乗り換え費用を最小限に抑える方法
- auひかりの解約は解除料不要期間に行う
- J:COMの工事はできるだけまとめて行う
- キャンペーン特典をフル活用する
auひかりからJ:COMのネットサービスへの乗り換え費用を最小限にするためには上記3つがポイントになります。
タイミングはauひかりの解除料が発生しない期間がおすすめですし、J:COM工事は追加が発生しないようまとめて依頼するのも費用を抑えるコツです。
加えてキャンペーン特典を上手に活用すれば、トータル支出を極力抑えることができるでしょう。
お得に乗り換えるJ:COMの特典・割引制度の活用法
ここではJ:COMサービスへの乗り換えがお得になるキャンペーンや特典について紹介していきます。具体的には以下の3つです。
それでは、順番にそれぞれ解説していきますね!
1.乗り換え費用の負担軽減に役立つキャンペーン情報
キャッシュバック | J:COM TVまたはNETサービスに加入しマイページより特典を申し込むと最大総額40,000円の還元 |
---|---|
基本工事費実質0円 | J:COMサービスに新規加入で基本工事費相当額が期間中は毎月割引 |
WEB限定スタート割 | 対象サービスの加入で最大33,612円の割引対象になる |
J:COMでは現在、キャッシュバックと基本工事費が実質0円になるキャンペーンを開催しています。
auひかりで発生する費用はキャッシュバックで補い、J:COMで発生する工事費は削減することができます。
加えて月額割引で浮いた予算は実質的に乗り換え費用に回すことが可能に。実質負担減となるキャンペーンと言えるでしょう!
2.auやUQ mobileのセット割でスマホ利用料を節約
対象サービス | auスマートバリュー/UQ mobile自宅セット割 インターネットコース |
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割引額 | 永年毎月最大1,100円の割引 |
割引対象 | スマホの利用料 |
適用条件 | J:COMサービスの「ネット・テレビ・固定電話」いずれか2サービス以上の利用+対象のケータイ料金プランの利用 |
J:COMサービスとauまたはUQ mobileのスマホを組み合わせるとスマホの利用料が最大で1,100円も安くなります。
ネットだけでなくテレビや固定電話もJ:COMにまとめたい人は、この機会にスマホも見直すとお家全体の通信費の削減につながると思います。
3.26歳以下なら専用プラン組合せで通信費を節約
26歳以下対象 | 最強ヤング割で4年間月額割引+J:COMモバイルで永年データ増量 |
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22歳以下対象 | 最強ヤング割で4年間月額割引+J:COMモバイル最強ヤング割で10GBが6ヶ月間550円/月(家族も対象) |
J:COMでは26歳以下および22歳以下とその家族向けにネットの割引とスマホの割引特典があるので活用しない手はないでしょう。
スマホも乗り換える予定なら思い切って格安スマホのJ:COMモバイルを検討されてみてはいかがでしょうか。
auひかりからJ:COMに乗り換えるときによくある質問
Q1.auひかりとJ:COMは併用できますか?
J:COMではテレビサービスのみでも利用が可能なので、ネットにauひかりを契約し併用することは可能です。
ただしJ:COM導入済みの賃貸住宅の場合、新たにauひかりが引けるかどうかは別問題です。まずは大家さんや管理会社に相談するようにしましょう。
Q2.auひかりとJ:COMの違いはなんですか?
サービス形態や料金、キャンペーンやセット割対象なども違います。
詳しくは「J:COMとauひかりはどっち?」の記事が参考になると思うので、よかったらチェックしてみてください。
Q3.J:COMの320Mコースだと遅くなりますか?
いま現在、お使いのauひかりでどの程度の速度なのかにもよりますが、遅くなるとは限りません。
ただし、あくまで技術的な最大値が下り320Mbpsなので、J:COMの光インターネットサービス(10Gbpsや1Gbps)に比べれば遅くなる傾向にあります。
Q4.J:COMのネットサービスは光回線になりますか?
J:COMのネットサービスで光回線で提供しているのは「J:COM NET光」と「J:COM NET光(N)」になります。
前者は「10G・5G・1G」の3コース、後者は「10G・1G」の2コースを提供しています。
Q5.J:COMのネットサービスはどれを選んだらいいですか?
戸建なら光インターネットサービスである「J:COM NET光」か「J:COM NET光(N)」がおすすめです。
なぜなら、上り下り最大10Gbps(または5Gbps、または1Gbps)あるからです。技術的な論理値とはいえ、ケーブルテレビ回線のようにアップロードが制限されてないのです。