J:COMからauひかりへの乗り換えはどのように進めていくといいのでしょうか。
結論から先にお伝えすると、J:COMからの乗り換えは「新設撤去」となります。なぜならauひかりは独自回線で転用や事業者変更は使えないからです。
J:COMのネット回線には全部で3パターンありますが、いずれの場合も同じ乗り換え方法になります。
現在の契約 | J:COM NET | J:COM NET光 | J:COM NET光(N) |
---|---|---|---|
回線種別 | ケーブルTV | 光(auひかり) | 光(フレッツ) |
乗り換え方法 | 新設撤去 | 新設撤去 | 事業者変更 |
手順参照先 | J:COMからauひかりの乗り換え手順 |
この記事では、サービスごとの乗り換え手順を紹介すると同時に注意点や乗り換えにかかる費用についても解説しています。
auひかりへの乗り換えでお悩みなら参考にしてみてください。
※:とくに注記がない限り価格はすべて税込で表示しています。
※:2025年4月13日時点の情報で、最新と異なる場合があります。
J:COMからauひかりに乗り換える手順
それでは「J:COM」から「auひかり」への乗り換え手順を戸建の場合を例に解説していきたいと思います。
具体的な手順はつぎの7ステップになります。
それでは、順番に解説していきますね!
ステップ1.auひかり(または代理店)で新規申込

引用元:auひかり×GMO公式(※画像は2025年4月13日時点のもです。最新の特典内容はこちら)
auひかりはKDDIで直接申し込む他にも代理店という選択肢があり、代理店を経由するメリットは特典が併用できることです。
また代理店ではサービス内容など詳しく案内してもらえるというメリットもあるため、こだわりがなければ代理店経由で申し込むことをおすすめします。
ステップ2.KDDIと工事日の調整
申込み完了後、通常は2~3日ほどするとKDDIから電話で連絡があります。
このステップでは工事日の調整を行うと同時にオプション工事の申告も行います。希望者は忘れずに依頼しましょう!
ステップ3.契約書類とレンタル機器の受け取り
- auひかりの契約書類
- プロバイダの会員登録証
- WiFiルータなどのレンタル機器
auひかりに申し込むと1週間~10日ほどでKDDIからは契約書類が、プロバイダからは会員登録証が届きます。
KDDIの書類には利用開始案内や重要事項説明などが記されていて、プロバイダの書類には設定に必要な基本情報が記載されている。WiFiルータのレンタル案内も入っていたりします。
またルータなどレンタル品を申し込めば、通常は工事日の前日までに送られてくる。開通工事完了まで大切に保管しておきましょう。
ステップ4.auひかり開通工事の立会い
- 近くの電柱から建物へ向けて光配線の布設工事を実施
- 通常は既設配管を利用して室内へ光ケーブルを引き込み
- 宅内の引込口(電話線口)に光用のコンセントを設置
- 回線終端装置(ONU)を作業員が設置
- 作業員による試験終了でauひかり開通工事が完了
auひかりの開通工事当日の流れは上記のような感じになります。
建物外壁に光ケーブルの引留め用金具を取り付け宅内まで引き込むため、決定権のある方の立ち会いが必要になります。
ステップ5.宅内機器の接続と設定後、利用開始

ONU参考画像:班長宅にある回線終端装置
開通工事が完了したらご自身が機器を接続し設定を行います。
設定に関してはプロバイダ別のサポートをチェックするといいでしょう。
端末側(パソコンやスマホなど)も設定が完了すれば、インターネットの利用開始ができます。
ステップ6.J:COMで解約の申込と機器の返却
- WEBページから解約を申し込む
- オペレータと電話で解約手続き
- 訪問工事または利用機器の返却
auひかりの開通工事が完了したら、J:COMの解約手続きを進めていきます。
解約手続きは電話のみとなるため、まずはWEBページより折り返し電話連絡の希望日時を選択し「解約申し込み」を行います。
手続きの際、解約費用や機器の撤去方法が案内されます。機器撤去には作業員が自宅まで来て撤去するパターンと、自分で撤去し返送するパターンがあります。
ステップ7.auひかりで特典の申込やセット割の確認
特典の中には開通後のタイミングで申請するものがあります。それは乗り換え特典かもしれないし、キャッシュバックかもしれません。いずれにしても忘れるともらえないので注意しましょう。
また代理店独自の特典も代理店によっては(あるいはサービスによっては)別途手続きが必要だったりします。
ちなみにauひかりでは、ネット回線の契約だけではセット割(スマートバリュー)の対象にはなりません。ネット+電話+auスマホ(対象プラン)が必要です。
乗り換えをスムーズに進めるための注意点と対策
ここからは、乗り換えをスムーズに進めるための注意点と、その対策について解説していきます。
それでは、順番に解説していきますね!
注意1.エリアが対応しているとは限らない
J:COMが使えていたからといって、auひかりも同じように使えるかどうかはわかりません。
なぜなら、光インターネットサービスには提供エリアがあるからです。
そのため申し込み前のエリア確認は必須と言ってもいいでしょう。
注意2.テレビや固定電話の移行は自動ではない
インターネット回線の乗り換えを申し込めば、今まで利用していたテレビや固定電話も一緒に乗り換えできると思っている人がいたら注意です!
たとえネットとセットで契約していたとしても、乗り換えるときはそれぞれ手続きが必要になります。
そのためテレビと固定電話も乗り換え先に持っていくなら、J:COMでもauひかりでも手続きを忘れないよう注意しましょう!
注意3.レンタル品には返却期限や指定送付先がある
レンタル品の返却には期限と送り先が決まっていて間に合わないと損害金が請求されるため、自分で機器を撤去し返却する場合は注意しましょう。
といっても、J:COMではそういったことがないよう解約手続きや返却指示は電話で案内してくれます。
その場で返却できれば忘れないのですが、乗り換え方法によっては2週間ほど(場合によってはもっと)先になるため、”うっかり” にも注意しましょう。
注意4.違約金や撤去費用がわかる証明書が必要
ネット回線の乗り換えでは、乗換元の違約金は乗換先の特典で相殺あるいは負担減させるのがオススメで、幸いauひかりではau PAY残高および月額割引による補填を行っています。
ただそのためには、乗換元で違約金等の証明書を発行してもらうことがマストになります。
たとえば、マイページから取得できるようになっている場合、ログイン可能期間内にダウンロードしておかないと入手できなくなる恐れがあるので注意しましょう。
注意5.auひかりは申込窓口により特典が異なる
申込先 | KDDI | プロバイダ | 代理店 |
---|---|---|---|
公式特典 | ◯ | ◯ | ◯ |
独自特典 | × | ◯ | ◯ |
auひかりは申込窓口が3つあるのですが、ルートにより適用となる特典が異なるため注意です。
おすすめはプロバイダか代理店のどちらか。理由はauひかり公式特典に加えて独自の特典が適用になるからです。
なお、いまの時期どこが最適か知るなら、このあと解説している「auひかりの申込方法とおすすめ窓口」をチェックしてみてください。
J:COMからauひかりの乗り換えで発生する費用
ここからは乗り換え時に発生する費用について紹介していきます。
それでは、1つひとつ解説していきますね!
1.J:COMで発生する費用
解約金 | 5,258円~6,886円 |
全解約 | 最大10,780円 |
部分解約 | 最大4,950円 |
損害金 | 11,000円~14,000円 |
- J:COM TV/J:COM光の解約金詳細 ※クリックで開きます
-
回線品目 一戸建て マンション 10G 6,710円 6,380円 5G 6,160円 5,830円 1G 5,610円 5,280円 320M 5,060円 4,730円
- J:COM光(N)の解約金詳細 ※クリックで開きます
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回線品目 一戸建て マンション 10G 6,886円 1G 5,808円 5,258円
- 損害金の詳細 ※クリックで開きます
-
レンタル機器 解約撤去 損害金 ONU 無料 14,000円 NGW 無料 12,000円 光(N)対応ルータ 無料 12,000円 高機能WiFi 3,300円 11,000円
J:COMで発生する費用は上記になります。該当するバーをクリックすると詳細が確認できます。
2.auひかりで発生する費用
新規登録料 | 3,300円 |
初期費用(工事費含む) | 最大41,250円 |
土祝日工事対応 | 3,300円 |
auひかりの初期費用は上記になります。
auひかりに加入するならauスマートバリューは適用しておきたいので、初期費用はネット+電話の場合です。
3.乗り換え費用を最小限に抑える方法
- J:COMの解約は更新期間中に行う
- auひかりの開通工事は平日に設定する
- キャンペーン特典をフル活用する
J:COMからauひかりへの乗り換え費用を最小限にするためには上記3つがポイントになります。
抑えられる部分は抑える。それでも足が出てしまう部分にはキャンペーン特典で補填していく。というのが基本的な考えです。
お得に乗り換えるauひかりの特典・割引制度の活用法
ここからは、auひかりへの乗り換えがお得になる特典や割引制度について紹介していきます。押さえておきたいのは以下の3つです。
それでは、順番にそれぞれ解説していきますね!
1.乗り換え時の費用負担軽減に役立つキャンペーン情報
特典 | 特典の詳細 |
---|---|
乗り換えスタートサポート | 他社から乗り換えかつ「ネット+電話」に新規申込で最大30,000円相当還元 |
新規工事費相当額割引 | ホームタイプでひかり電話同時申込で工事費実質無料 |
auひかりでは他社からの乗り換えに伴って発生した違約金や撤去費用などをカバーしてくれる特典が用意されています。
また本来発生するはずの新規工事費が割引になる特典もあります。
2.auスマホやUQ mobileとのセット割で月額料金を節約
対象サービス | auスマートバリュー/UQ 自宅セット割 |
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割引額 | 永年毎月最大1,100円の割引 |
割引対象 | スマホの対象プランの利用料 |
適用条件 | ネット+電話+スマホの対象プラン |
auひかりではネット+電話とスマホをセットにすると、スマホ代がずっと1,100円安くなるため節約になります。
固定電話の乗り換えも検討されている人は、この機会にスマホ代の見直しも行うといいかもしれませんね!
3.でんきとガスもまとめてポイントをためる
対象サービス | auでんき/ガス for au |
---|---|
特典内容 | auでんき:ポイントがたまる/ガス for au:でんきとまとめるとガス料金がお得になる |
適用条件 | auでんき:auまたはUQ mobileの利用/ガス for au:auでんき・でんきサービスの利用 |
auひかりと直接関係ありませんが、スマホとでんきを組み合わせることでポイントがもっと貯まりやすくなります。
どうせ使うご自宅の電気を「auでんき」に変更するだけでポイント還元率も高くなる。電気料金に応じて還元率が自動で変わります。
auひかりの申込先とおすすめ窓口
auひかりの申込先とおすすめ窓口を紹介していきます。
公式サイト・代理店・店舗のどこが最適?
特典提供 | ホーム | マンション | |
---|---|---|---|
代理店 | GMOとくとくBB | 最大114,000円還元 +月額割引 |
最大84,000円還元 +月額割引 |
アウンカンパニー | 75,000円還元 | 50,000円還元 | |
エヌズカンパニー | 62,000円還元 | ー | |
公式 | KDDI | 乗り換えサポートなど | |
店舗 | auショップ | なし | なし |
どの代理店を経由しても公式特典と併用できるので、auひかりを申し込むなら代理店経由がおすすめなことが分かります。
それを前提に話すと見極めるポイントは代理店独自の特典。つまり魅力的な特典を提供している『GMOとくとくBB』が最適と言えるでしょう。
キャッシュバック特典だかでなく、月額基本料の割引も見込めます。
GMOとくとくBB経由の特典と還元内容
特典額 | 特典内容の詳細 |
---|---|
最大82,000円 | 10ギガホーム申込で82,000円/ホーム5ギガ・1ギガまたはマンション申込で72,000円のキャッシュバック |
20,000円 | 10ギガホームの申込みで20,000円の追加キャッシュバック |
10,000円 | 光電話同時加入で10,000円の追加キャッシュバック |
2,000円 | 指定オプション(インターネット安心セキュリティーとスマホトラブルサポート+)をauひかりと同時申込で追加キャッシュバック |
月額割引 | 月牙額基本料が開通月を含む3ヶ月間0円(最大16,830円割引) |
WiFiルータプレゼント | 高性能なWiFiルータをプレゼント |
GMOとくとくBBでは、キャッシュバックと月額割引のW特典が他の代理店にはない魅力です!
その他にもルータのプレゼントも地味にウレシイ特典。なぜならauひかりでは有料レンタルだからです(※660円/月または330円/月)。
キャッシュバックがあってもランニングコストが下がらないなら意味ない。と感じている人にもピッタリだと思います。
GMOとくとくBB経由で申し込む際の注意点と必要情報を確認
GMOとくとくBB経由でauひかりを申し込む場合、以下の情報が必要になります。
- 携帯番号(auまたはUQ mobile)
- 連絡先希望日時(第一希望必須、第二・第三は任意)
- メールアドレス
またauひかり申込時、キャッシュバック特典の申込時の注意点は以下になります。
- auひかりへの申込はGMOからの確認電話をもって完了となる
- 特典対象には対象のプランがある
- 指定の方法でキャッシュバック受け取り手続きが必要となる
不明点は折り返し電話の際に質問できる点も代理店を通すメリットだと思います。
ちなみにセット割の適用を希望されない人なら、携帯電話番号はauひかり以外も可能です。
J:COMからauひかりに乗り換えるときによくある質問
Q1.J:COMからauひかりに乗り換えた場合のメリットは何ですか?
J:COMからauひかりに乗り換えるメリットは以下の3つです。
- auまたはUQ mobileが契約中ずっと安くなること
- 回線品質が安定する可能性がある
- 公式特典とプロバイダ特典が併用できてお得
Q2.乗り換え時にテレビのサービスはどうなりますか?
auひかりテレビサービスとJ:COM TVは異なるサービスで、乗り換え時にテレビサービスの申し込みが必要になります。
ただしauひかりテレビサービスは地デジやBS/CS放送を視聴することはできないので注意しましょう。
Q3.auひかりに乗り換えた場合、通信速度はどう変わりますか?
通信速度は環境によります。
そのため、auひかりに乗り換えることで速くなる場合もあれば、遅くなる場合もあります。
Q4.J:COMとauひかりは併用できますか?
引っ越した先がJ:COM導入マンションでもネットの契約をしなければいいだけでauひかりを併用して使うことは可能です。
ただし賃貸マンションの場合、新たに光回線が引けるのかという問題が出てきます。勝手には引けないので大家さんや管理会社に相談するようにしましょう。
Q5.auひかりとJ:COMはどっちがいいですか?
auまたはUQ mobileをお持ちか、スマホも乗り換える予定の人にはauひかりはおすすめできますが、それ以外にも違いはあるので利用環境によります。
詳しく知るなら「J:COMとauひかりの比較」の記事が参考になると思うので、よかったらチェックしてみてください。